冠婚葬祭では、縁起を大切にします。
結婚式であれば仏滅を避けるなど、一般的に言われていることがありますよね。
では、お葬式の場合はどうなのでしょうか?お葬式をやってはいけない日というのがあるのでしょうか?
葬式をやっていけない日はない
結論から言うと、葬式を行なってはいけない日というのは存在しません。
よく言われるのが「友引は葬式を避けるべきだ」というもの。
これもいわゆる迷信で、友引の日に葬式を行なっても問題ありません。
なぜ友引は縁起が悪いと言われるようになったのでしょうか?
友引というのは、中国の六曜という運勢を占うものに由来しています。
友引の意味は「ともに引き分け」で、良くも悪くもないというのが実際のところです。
昔の人がゲンを担ぐ意味で友引の葬式を避けるようになったのが広まりました。
友引の日でも葬儀場はやっている?
友引の日でも葬儀を行なって問題ない以上、葬儀場は友引の日も営業しています。
ですから、葬儀場のことは気にする必要はありません。
ただし、火葬場になると話は別です。
すべての火葬場に言えることではありませんが、火葬場は友引の日には休業となります。
ですから、日程を上手く組まないと葬儀を行うことができても火葬がスムーズにいかないこともあるのです。
年末年始は葬式をやっても平気?
亡くなった日によっては、葬式が年末年始に重なってしまう可能性もあります。
この場合、年末年始に葬式を行なってもいいのでしょうか?
結論としては、年末年始の葬式は避けるべきです。
理由は2つあります。
- ・斎場、火葬場が営業してない
- ・参列者が集まりにくい
年末年始は多くのお店で営業を行いません。
斎場や火葬場も同じように、年末年始は営業を行わないことがほとんどです。
また、年末年始の忙しさもあって参列者が集まりにくいのが実情。
年末年始を避けるため、12月31日〜1月3日までは葬式を行わないのが一般的です。
遺体が腐敗しないような安置が必要になるので、追加費用が発生する可能性もあります。
その場合には葬儀社に相談してみましょう。