不幸があったときに、まず考えなければいけないのは葬儀をどこで行うか?についてです。
日本には多くの葬儀社が存在していますが、葬儀社ごとのちがいなどはまだまだ不透明といえます。
お葬式をするときには、どのような葬儀社に決めればいいのしょうか?
今回は葬儀社の正しい決め方についてわかりやすく解説します。
【目次】
葬儀社の種類を知っておこう
日本国内にはたくさんの葬儀社がありますが、細かく見ていくと葬儀社にも分類があります。
この種類を知っておくと、料金や葬儀形式など自分の希望に合った葬儀社を見つけやすくなるので要チェックです。
葬儀社は大きく4つに分けることができます。
- ・葬儀専門業者
- ・互助会系
- ・農協(JA)生協系
- ・その他
葬儀専門業者とは?
葬儀専門業者は、文字通り葬式を専門にあつかっている会社のことをいいます。
規模は大小さまざまで、全国展開する葬儀社から特定の地域のみで営業をする業者に分けられます。
葬儀を専門にして扱っているので、一般葬から家族葬までさまざまな葬儀を行うことが可能です。
互助会系とは?
一定金額の掛け金を毎月積み立てる仕組みで、葬儀費用を調達する葬儀団体です。
あらかじめ加入しておくと、互助会が葬儀費用を負担してくれることになります。
事業者数は約300ほどで、葬儀専門業者の1割程度にすぎません。
ただし、施行件数は年間で35万件ほどで、売上高は全体の40%に達します。
農協(JA)生協系とは?
地域のJAや生協が窓口になって葬儀を受け付けています。
組合員が利用するのが基本ですが、組合員でなくて利用できるJAも多くあります。
サービスや葬儀内容はさまざまなので、団体によって異なります。
その他
いずれの団体にも属さない業者のことで、他の産業から参入している会社を指します。
鉄道会社や小売りの会社が葬儀社に参入することが多く見られ、葬儀費用が安いのが特徴。
格安の葬儀をさがしているのであれば、チェックするといいでしょう。
葬儀社はどのように選べばいいの?
どこの葬儀社を選ぶかによって、故人と過ごす最期の時間が大きく変わってきます。
葬儀社を選ぶときにチェックしておきたい項目を見ていきましょう。
- 1. 細かい相談に対応してくれるか
- 2. 料金について明確な説明があるか
- 3. 希望する葬儀形式の実績がある
- 4. 担当スタッフが付いている
- 5. 料金の支払い猶予を設けてくれる
1. 細かい相談に対応してくれるか
葬儀は打ち合わせが非常に重要です。
葬儀費用はもちろん、葬儀形式の相談まで細かくできる葬儀社に決めるようにしましょう。
事前の相談を受付けている葬儀社も多いので、一括見積りを活用すると見つけやすくなります。
2. 料金について明確な説明があるか
葬儀の費用についてザックリとした説明しかなく、カンタンな話だけで終わらそうとする業者は危険です。
遺族は故人が亡くなって正常な判断力を失っている可能性があります。
葬儀費用について葬儀社に丸投げしてしまうと、あとで思わぬ高額費用を請求されるリスクも。
追加費用がない葬儀社をえらぶのも、良い葬儀を行うポイントです。
3. 希望する葬儀形式の実績がある
多くの葬儀社は一般葬を扱っていますが、最近は遺族が希望する葬儀形式はさまざまです。
家族葬や無宗教葬などは、葬儀社のプロデュース力が問われることがあります。
過去に葬儀実績がある葬儀社であれば安心して任せられるので、事前に調べておきましょう。
4. 担当スタッフが付いている
たとえば病院で亡くなった場合、すぐに遺体を清めて搬送・安置が行われます。
このとき最初に担当するスタッフが、葬儀が終わるまで担当してくれる葬儀社が望ましいでしょう。
葬儀社のなかには、最初の打ち合わせをAさん、葬儀当日はBさん、葬儀後のフォローをCさんといったふうに分かれていことがあります。
担当スタッフが分かれていると一貫した葬儀を行うことができないので、担当スタッフが最期まで付いてくれる葬儀社を選びましょう。
5. 料金の支払い猶予を設けてくれる
葬儀費用は、大きな金額になります。
事前に用意できていればいいですが、なにかのタイミングで別の出費が発生する可能性も否定できません。
すぐに支払うのが原則ですが、支払い期限に余裕があるほうが万が一のときにも安心です。
安心できる葬儀社を決める方法とは?
葬儀社の種類と、チェックポイントを見た上で次のステップに移りましょう。
実際に葬儀社に依頼するときには、どのようにして葬儀社を決めればいいのでしょうか?
葬儀社をえらぶときに便利で安心なのが、インターネットを使った見積もりです。
葬儀社は全国にたくさんあるので、その中から自分に合った葬儀社を選ぶのはむずかしいのが実情です。
ですから、口コミや評判をチェックしたうえで葬儀社を決めることができれば失敗することはなくなります。
まずは見積もりサービスを活用して、納得のいく葬儀を行いましょう。