みなさんは、生前の葬式準備を行なってますか?
あまり考えたくないですが、人の死というのは突然やってきます。
残された家族や親族のことを考えると、葬式はなるべく生前に準備しておきたいところです。
生前の葬式準備ではどんなことをしておけばいいのでしょうか?
【目次】
これだけはしておきたい!生前の葬式準備
生前にしておきたい葬式準備について、3つに分けて紹介します。
1つずつ確認して、計画を立てておくようにしましょう。
- ・遺影写真を準備しておく
- ・預金や持ち物をどうするか決めておく
- ・葬儀社に見積もりを出してもらう
遺影写真を準備しておく
遺影は、葬式のときはもちろん亡くなったあとには仏壇に飾られることもあります。
ですから、できるだけ鮮明で故人が納得のいく写真を用意したいところです。
昔の遺影といえば「モノクロ」「黒服」「不自然」な写真が多く使われていました。
しかし、最近の遺影は「より自然な表情」が好まれるようになっています。
生前の自然な姿を写真を遺影に使う人が増えており、明るい表情のものが多くなっています。
その理由は、生前に遺影の準備をしている人が多いことや写真技術の発達などが挙げられます。
故人を偲ぶ写真は、亡くなったあとも長く使われるものです。
遺影の写真は生前に準備しておくようにしましょう。
預金や持ち物をどうするか決めておく
亡くなったあとのトラブルで多いのが「遺産分配」です。
故人にそこまで財産がなければいいのですが、預金や貴金属、さらに不動産まで所有していると相続が大変なことになります。
遺産相続は、トラブルになりやすいのは言うまでもありません。
生前に話し合いをしておけば、トラブルは回避できます。
遺産相続でトラブルになると、葬式もロクに行えません。
遺言書を作成する、エンディングノートを書いておくなどして生前から準備しておきましょう。
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葬儀社に見積もりを出してもらい費用を準備する
亡くなった後の家族の負担でもっとも大きいのが葬式の準備です。
どのような葬儀を希望しているか、どのくらいの費用をかけることができるのか。
こうしたことを生前から決めておくと、家族の負担は大幅に軽減します。
葬儀費用は平均200万円という高額です。
準備をしておかないと、突然の出費に対応できない可能性もあります。
生前に葬儀社へ相談をしている人は増えています。
費用や葬儀内容については、早いうちに決めておくことが大切です。
たとえば50万円以内で葬儀社に見積もりをとっておけば、亡くなったあとにそれ以上の費用が発生することはありません。
自分や家族の希望する予算で葬儀を行えるのも、事前準備の良いところです。
生前に葬式準備をしておくメリットとは?
ここまで、生前の葬式準備について紹介してきました。
あらためて、生前準備のメリットについてまとめておきましょう。
- ・遺産のトラブルがなくなる
- ・亡くなったあと家族が落ち着いて準備できる
- ・葬儀費用の心配がなくなる
- ・自分の希望する葬儀をおこなえる
このなかで、もっともウェイトを占めるのはやはり葬式の費用です。
生前のうちから葬儀社に相談をして、内容や予算については決めておきましょう。
なお、費用を安くするコツは複数の葬儀社から見積もりをとることです。
インターネットで見積もりを出してもらうこともできますので、さっそく活用してみましょう。