葬儀を行うにはお金がかかります。ですから、費用的に葬儀社に頼まないという選択肢もあるでしょう。
また、故人の遺志で葬儀社には頼まない葬式のやり方もあるはずです。
葬儀社に頼まないでお葬式を行うことは可能なのでしょうか?
自分たちだけで葬儀を行うときの流れを見ていきましょう。
葬儀社に頼まない方法は可能?
葬儀社に頼らず、自分たちだけで葬儀を済ませることはできます。
しかし、その場合には葬儀社が代わりに行なってくれたことを自分たちで行う必要があります。
葬儀の流れと、ポイントをチェックしておきましょう。
- 1. 病院から自宅への搬送
- 2. 自宅で安置をする
- 3. お寺へ連絡
- 4. 死亡届を提出する
- 5. 棺桶を用意する
- 6. 骨壷を用意する
- 7. 出棺・火葬場へ向かう
おおまかな流れは以上のとおりです。
このなかで、注意したいのは「遺体の搬送」「役所での手続き」「棺桶・骨壷の用意」です。
葬儀社の頼んだ場合、いずれも葬儀社の人が手配をしてくれます。
ですから、はじめてで慣れないことが多いでしょうから、注意が必要です。
遺体の搬送はどのように行えばいい?
葬儀社に頼む場合、霊柩車や寝台車を使って搬送することになります。
ですが、自分たちで行うときには搬送する手段を手配しなければいけません。
ほとんどの場合は自家用車で搬送を行います。
ただし、棺桶に入れて運ぶことになるのでサイズには注意が必要。大型車両でないと運べない可能性があります。
また、火葬場に寄っては自家用車では搬送できないこともあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
役所ではどんな手続きをする?
役所では、故人の情報を登録するための手続きが必要です。
大きく分けて以下の2つの手続きが必要です。
- ・死亡届を提出する
- ・火葬許可書の交付を受ける
死亡届は病院で作成してもらった死亡診断書を添付して提出します。
火葬許可書は、空き状況を確認してその場で予約できることがほとんど。
費用は地域によって異なりますが、無料〜数万円といったところです。
棺桶・骨壷の用意
遺体の搬送に必要な棺桶、火葬後の遺骨を納める骨壷も自分たちで準備する必要があります。
棺桶や骨壷は葬儀社で用意されるのが一般的ですが、自分たちで用意するのであれば専門店で購入します。
とはいえ、あまり良しとはされていませんが棺桶を自作したり、骨壷はちがう入れ物を代用することもできます。
自宅で葬儀を行うときは、お寺の住職に来てもらうことになります。
あまり細かいことを聞くのはよくありませんが、わからないことは聞いてみるといいでしょう。
枕飾りなどをお寺さんが用意してくれることもあるので、確認してみましょう。
葬儀社に頼まないのはどんな理由?
亡くなったすべての人が、しっかりとした葬式を行なっているわけではありません。
葬儀社に頼まないで葬式を行う理由として最も多いのが、やはり費用の問題です。
一般葬は全国平均で200万円の費用がかかっています。
これだけの費用はすべての人が準備できるものではありません。
ですから、もし費用の問題で葬儀社に頼まない方針ならば、家族葬や密葬などの方法を考えてみることをオススメします。
いまの葬儀は費用をかけないで葬儀社に依頼することも可能です。
葬儀業界の葬儀費用の平均は年々低下しています。
それに合わせて、多くの葬儀社が低価格での葬儀を展開しています。
もし費用をかけないで葬儀を行いたいと考えているならば、インターネットの見積もりを活用してみることをオススメします。