葬儀を斎場ではなく、自宅で行いたい人も少なくありません。
慣れ親しんだ部屋で最後の別れをするほうが、きっと故人も喜ぶはずです。
とはいえ、まだまだ自宅葬は一般的ではなく、費用がどれくらいかかるのか知られていません。
また、自宅葬にはメリットもありますが、デメリットもあります。
【目次】
自宅葬に必要な費用はいくら?
自宅葬とは、故人や遺族の家で葬式を行うことです。
自宅を使って葬式を行うので、斎場を使う場合にくらべて費用を少し安くすることができます。
自宅葬の費用相場は30〜40万円前後です。
これは、お通夜・告別式の両方を行うパターンと、告別式のみを行うパターンの2種類があります。
お通夜・告別式の両方を行うと高くなりますが、斎場を使った葬儀よりは安くなります。
自宅葬にはどんなメリットがある?
さて、費用をおさえたところで自宅葬のメリットについて見ていきましょう。
自宅葬にはどんなメリットがあるのでしょうか?
- ・時間を気にせずゆっくり過ごせる
- ・他人の目を気にする必要がない
- ・費用を安くできる
- ・他家の葬儀を気にする必要がない
- ・好きな料理を作れる。ルールがない
時間や他人の目を気にする必要がない
葬儀場を借りておこなう葬式は、当然ながら時間に制限があります。
式次第によって開始時間、終了時間が決まっているからです。
また、故人と家族で過ごす空間に他人が入り込まないので、人の目を気にする必要がなくなります。
費用を安くできる
葬儀会場を借りると、葬儀場によって費用に差があります。
同じ葬儀社であっても、空き状況や相場によって費用が変動するからです。
追加費用が必要ないので、自宅葬のメリットは大きいと言えるでしょう。
他家の葬儀を気にする必要がない
ある程度の大きさの葬儀社になると、他の家が葬儀を行なっていることがあります。
気にする必要はありませんが、やはり気になってしまうものです。
好きな料理を作れる。ルールがない
一般的な葬祭のルールやマナーさえ守れば、故人や遺族が希望する葬儀を行うことができます。
たとえば故人が好きだった料理を家族みんなで作ることもできますし、音楽を流してもいいでしょう。
ルールがないので、好きなように葬儀内容を決められるメリットがあります。
自宅葬にはどんなデメリットがある?
メリットがある自宅葬ですが、デメリットについてもチェックしておきましょう。
- ・近所に配慮する必要がある
- ・家族や親族の負担が増える
- ・参列者へのもてないが大変
- ・トイレや駐車場を用意する必要がある
近所に配慮する必要がある
自宅を使う場合には、近所に気を使う必要があります。
家族や親族だけであればまだいいのですが、参列者を招く場合には人が多く訪問することになります。
自宅が一軒家かマンションかによっても変わってきますので、葬儀社に相談しましょう。
家族や親族の負担が増える
葬儀場を借りる場合には、通夜ぶるまいや会場の準備は葬儀社がおこなってくれます。
しかし、自宅葬は料理の準備やトイレ・駐車場の準備を自分たちで行う必要があります。
参列者が多い場合、故人が亡くなった直後だと遺族の負担は大きいかもしれません。
自宅葬はどこに依頼するの?
自宅葬というと、自分たちで行うもの?という疑問を持つ人も少なくありません。
自分たちで準備できなくもありませんが、葬儀社に頼むのが一般的です。
祭壇や棺、生花などの葬儀道具のセットは葬儀社に依頼するほうが負担も少なくなります。
こうした道具を含めても30〜40万円の費用で済むのが自宅葬のメリットです。
まずは葬儀社に相談することからはじめましょう。
複数の業者に相談することで、費用や葬儀内容をより充実させることができます。
一括見積りを活用して、納得の行く葬儀社を選びたいですね。